骨粗しょう症の治療薬(ビスフォスフォネート)には要注意

骨粗しょう症の患者さんは骨の密度が低下しているので 荷物を持つなど日常の行為で
簡単に骨折してしまうことがあります
現在では国内だけで1000万人以上の方が骨粗しょう症になっているといわれています

そこで日本に限らず世界各国で多数の高齢者が骨粗しょう症の治療あるいは予防薬である
ビスフォスフォネートを処方されています  この薬はもともとは骨内に発生した腫瘍や
癌の骨への転移が進行しないように点滴で投与されていた薬です
最近では 転ばぬ先の杖ならぬ薬として 予防的に投与されることも多いようです
たしかに高齢者が寝たきりになる大きなきっかけは転倒時や労作時の骨折ですから
骨折を予防することが出来たら大変ありがたいのです 
特に女性では更年期以後 女性ホルモンが減少して骨粗しょう症になりやすくなるので
この治療薬を服用されている患者さんが増えてきています

ところが最近 この薬を服用している患者さんの抜歯をしたあとで顎の壊死(壊死)する例が
報告されています  抜歯に限らずインプラント時にも注意する必要があります

骨の密度は造骨細胞(骨を作る細胞)と破骨細胞(骨を壊す細胞)のバランスで保たれていますが
どうやらビスフォスフォネートは骨を硬くする一方でこれらの細胞の働きを抑えてしまう結果 
骨の治癒力も奪ってしまうらしいのです 
この作用は長期間服用している方で強くみられ その影響は服用を休止しても半年以上続くことが
報告されています

かかりつけの内科や整形外科などでビスフォスフォネートを処方されている方は
歯科治療を受ける際に歯科医師と十分相談されるほうがいいでしょう 
また術後の壊死を防ぐためには口内を清潔に保つことが重要とされます 
歯周病の治療もしっかり受けましょう


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